こんにちは!アトラース新人スタッフの「とりちか らりる」です!
11月3日に開催された「フィルハーモニア・アンサンブル・アトラース 第7回定期演奏会」にてステージマネージャーを努めてまいりました!
なんと入団一年目でこのような大役を任されてしまいましたが、今回はステージ裏でどんなことをやっていたのか、感想を交えて紹介いたします!

アトラース・フィルと私

「フィルハーモニア・アンサンブル・アトラース」、略して「アトラース・フィル」は九州を拠点に活動するゲーム音楽オーケストラです。
2016年に活動を開始し、今まで6回の定期演奏会を主催するほか、地域の音楽イベントにも積極的に参加されている、地域に根ざした楽団です。

私は2024年8月に参加した関東での演奏オフ会にてアトラースフィルを紹介していただき、興味を持っていたところ、今年に入り団員募集の投稿を見かけ、見学した次第です。
しかしながら鹿児島居住の私にとって福岡での練習に通うのは厳しく、奏者ではなくスタッフとして入団し、3月ほどから活動を始めました。

ステージマネージャーとは?

ステージマネージャー、略してステマネは、舞台上の進行を管理する役割です。
タイムスケジュールの管理、ステージ上の舞台転換作業などの他、会場側スタッフ、奏者との調整など仕事は多岐にわたり、何しろ本番中の進行の決定はすべてステマネに一任されています。

そのため舞台上の豊富な経験と高い調整能力、そしていざというときの決断能力まで求められ、演奏会スタッフの中でも特に重要なポストとなっています。

2024年までは「常盤萬作」さんがステマネを務めていらっしゃいましたが、転勤で参加が厳しくなり、7月ごろ急遽私が担当することとなりました。

私自身は地元での演奏会などでステマネをやらせていただいたりしておりましたが、まさか入団一年目で任されるとは思わず…。しかしながら自分としても、奏者として参加できない分、ぜひとも皆様の演奏をサポートしたいという思いで、引き受けさせていただきました。

打ち合わせ~前日

8月に萬作さんとの引継ぎMTGを行い、アトラースでの演奏会などの流れなどを確認したのち、10月に定期演奏会実行委員長の「パンダ」さんより今回の定期演奏会の流れや進行表の読み合わせ、演出面の打ち合わせを行いました。

アトラース・フィルの演奏会ではステージ後方にスライドを投影し、現在のプログラムや曲を紹介しております。じつはこちらもステージマネージャーが舞台下手裏より操作しています。このスライドはアトラース・フィルのデザイン班の皆様が丹精込めて制作しております。これの操作の流れや、メドレー曲での操作のタイミング等についても打ち合わせしました。ありがたいことに説明動画も共有していただき、曲中での切り替えのタイミングも教えていただきました。これが本当に助かりました。

そして前日11月2日より現地入りしました。実はアトラース・フィルの練習に来たのは3月以来で、一部の方は8月くらいに別の演奏オフでお会いしていたのですが、それでも3か月ぶりにお会いすることになりました。練習ではセッティングの確認、スライドの操作方法の手ほどきを受け、実際に合奏と合わせてスライドを操作しました。

もうですね、この時点で演奏のクオリティの高さに驚かされました。なんでサンダーシートやウィンドマシーン(自作)やハープ(しかもグランドとアイリッシュの2台)があるんですか!!
本当にすごいし、そしてやっぱりわかっている編曲の仕方をしているんですよね。原曲で得たイメージを引き出して強調した、心に眠るゲームの記憶を引き出してくれるような、そんな耳が幸せになる演奏でした。

ウィンドマシーン(自作)

ウィンドマシーン(自作)

そして、上手側にいらっしゃるサブステージマネージャー(サブステ)の「ピヨケイ」さんとのコミュニケーションとして「ペンライト」のカラーで状況を伝え合うということもやりました。
私はゲーム以外にも、ホロライブを追いかけていまして、ペンライトも何本か所持しております。
というわけで11月中旬に行われる「AZKi」さんのソロライブグッズの開拓者ペンライトを使用しコミュニケーションを上手・下手での連絡手段としていました。奏者の皆さんにも好評でした(笑)

開拓者ペンライト

開拓者ペンライト

当日

というわけでいよいよ当日となりました。

最初の全体MTGで私から一つご挨拶をさせていただくことになりました。3月に練習を見学させていただいておりましたが、団員全員とお会いするのはこれが初めてでした。スタッフとしてアトラースで動いてきましたが、ステージの進行管理をするものとして、得体のしれない人が動かしているというという思いは持たれるのもどうかな…という考えがありまして…。

まずはホール側スタッフの方と照明など立ち位置の確認を行いました。その後、ゲネプロで動きを確認します。進行表を読み合わせていたといえ、演奏をすべて通しで動くのはこれが初めてだったので、ここ変更しないといけないなという部分はをメモし、返しの部分でパンダさんや前団長の「taimei」さんとともに確認していきました。

お昼ご飯を取ったのち、個別でお話できていない団員の方や3月の見学以来の方とご挨拶し、いよいよ13:00開場です!
ここからはとにかくステージ上の進行状況を連絡網で逐次発信していきました。ちょっとやかましかったんじゃないかという位に連絡しちゃったかもという部分はありますが、これは以前、少しだけ運営でかかわったことのある演奏オフ会で連絡不足で進行が混乱してしまったのを間近で見てきた経験からでした。打ち上げでは大変助かったとのお言葉をいただき、安堵しています。

1ベル・影アナウンスの後、開演直前、奏者さんがそろっているか確認し、そろったことを確認してから、上手側にピンクのペンライトを上げます。ピヨケイさんからもピンク色の明りが返ってきましたら本ベル、開演です。
青色のペンライトに切り替え、奏者入場です。このペンライトは上手側への合図であるとともに奏者さんへの最後のエールの意味も込めていました。無事伝わっていただけたようでうれしかったです。

本番がいよいよ始まってしまえば何事もないように祈りながら奏者さんの公演を見守るだけです。チューニングを終え、指揮者の「わるぽん」さんも入場。拍手をもって送り出しました。

ここから一部幕間二部とあっという間に過ぎていきました。スライド操作をしなければならない部分もありましたし、なにせ演奏も素晴らしく、集中して聴いているとどんどん時間が流れていってしまうのでした。

やっぱりすごいなと思ったのは多様な楽器群による様々なアプローチと、多彩なパフォーマンスによる聴衆参加型のプログラムでした。
一見、オーケストラの編成に見えますが、サックスパートやギター・エレキベース、他にはウィンドマシーンやサンダーシート(!?)、極めつけにはハープ2台アコーディオンに民族楽器!?もう、なんだって出てきます。編曲者の方々はその強みを活かし、それぞれがやりたい表現、そしてゲーム音楽のシーンを再現しており、音楽としてもファンコンテンツとしても豊かなものになっています。
アトラース・フィルはゲーム音楽楽団であるとともに、福岡の地域の楽団でもあります。お子様やゲーム音楽ファンはもちろん、あまりゲーム音楽に馴染みのないご高齢の方々もご来場され、それぞれが演奏会を楽しまれていました。

気づけば終演していました。
事実、進行表のタイムスケジュールからものすごく巻いてプログラムが完了していたのでした。本当に楽しい時間でした。
奏者の方も本当に楽しそうに演奏されており、本当にステマネをやってよかったなぁと。そして何よりも奏者の皆様には私の連絡をしっかり聞いてくださり、采配に惜しみなく協力いただきました。
まだまだ若輩者の部類で、至らない点も多くあったと思います。私のなかでかなりの反省点もあります。それでも、暖かく迎え入れてくださり、「あぁ、アトラースに入ってよかったなぁ、これからもアトラースしたいなぁ」と心から思いました。

打ち上げもつつがなく(?)終わり、その日のうちに新幹線で鹿児島に帰りました。本当に楽しい時間を過ごすことができました!
ありがたいことに、今後「楽譜工房」という、楽譜制作チームとしても活動させていただく予定で、これからさらにアトラース・フィルの力になれることを嬉しく思っています!

これからも、「アトラース新人スタッフ」として、頑張っていきます!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!!